ThinkPad Edge E520 をRescue and Recoveryでリカバリー

ThinkPad Edge E520 に限った事ではありませんが、ThinkPadには「Rescue and Recovery」というデータのバックアップやリカバリーを行う事ができるソフトウェアがプリインストールされています。

「Rescue and Recovery」はリカバリーディスクを作成したり、ファイルの定期バックアップや復元など、様々な機能をもった非常に便利なソフトウェアです。

今回は、その「Rescue and Recovery」を利用し、ThinkPad Edge E520 で行なったリカバリー(工場出荷状態への復元)作業の工程を掲載してみました。






マシンのリカバリーを行なうには、PCの起動直後(Windowsの読み込みが始まる前に)に素早くF11を押します。




F11を押すと、WindowsではなくRescue and Recoveryが起動します。

これはWindows OSとは違う領域に保存されているOSで、万が一Windowsが起動しなくなった際にも、起動させる事が出来るようになっています。

ただ、HDDが物理的に故障していたり、領域内のデータが壊れてしまうなどで起動できない場合もあるので、リカバリーディスクが付属しないThinkPadを購入した場合は、早めにリカバリーディスクを作成しておいたほうが良いでしょう。




起動しました。
幾つかのメニューが表示されています。




今回は工場出荷時の状態に戻したいので、「完全復元」を選択。

「完全復元」では、工場出荷時の状態に戻す他、バックアップしておいたファイルからデータを復元する事が出来ます。




ボタンを押して進んでいくと、様々な選択肢が表示されるので、実行したい項目を選んで次に進みます。今回は「ハードディスクを工場出荷時コンテンツに復元します。」を選択。

この項目を選択すると、マシンのデータを購入時の状態に戻す事ができますが、設定や作成したファイルなどは全て消えてしまいます。




次に進むと、既存のファイルの保存について尋ねられるので、消えると困るファイルがある場合はここで一旦バックアップを行ないます。

ファイルを保存しない場合、またバックアップを終えたら次に進みます。




システムの復元について尋ねられるので、このまま進む場合はOKボタンを押します。

OKを押すとシステムが再起動し、リカバリープログラムが起動します。ちなみにここでOKを押したとしても、まだ先でキャンセルする事は可能です。




プログラムが起動しました。
言語を選択して次に進みます。




使用条件に目を通し、その内容に同意する場合は「使用条件に同意します」を選択し、「次へ」ボタンをクリック。

すると、このまま復元するかどうかを尋ねられるので、続行する場合は「はい」をクリック。ここで「はい」をクリックするともう後戻りは出来ません。




復元には暫くかかります。
マシンのパフォーマンスが高ければ、比較的早く復元が進みます。




復元が完了すると、完了した旨の通知が表示されるので、このままWindows のセットアップを続行する場合は「はい」を押してシステムを再起動します。




再起動後は、普通にインストールされているWindows OSのセットアップが開始します。





ThinkPad Edge E520のリカバリー工程については以上です。

インターフェース等は、ソフトウェアのバージョンによって掲載した写真とは多少異なる事があるかもしれません。

ちなみに自分ですが、製品購入後はまず最初にOS等のパッチをあて、普段自分が使っている環境をある程度再現した後、システム全体のバックアップを取っておきます。

そうしておくと、復元を行なわなくてはならない状況になった際にも、すぐに自分の環境を再現する事ができます。

私の場合、製品購入後はHDDを自分で換装してグレードアップさせてしまう事が多いのですが(自分でやったほうが安いので)、取り出したHDDはそのまま元の状態へのバックアップとして置いています。

勿論、仕事等で使用する場合は大切なファイルを扱う事もあるでしょうから、最初にとったシステム全体のバックアップとは別に、普段から定期的にファイルのバックアップは取ったほうが良いです。




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