ThinkPad Edge E520 の性能をチェック 激安だけど使えるマシン今回掲載している ThinkPad Edge E520は、Celeron B810を搭載するE520でも下位に当たるモデル。 昨年に、3万円台半ばと非常に安価に販売されているのをみて購入したもので、プロセッサにはCeleron B810を搭載します。 Celeronというと、過去のイメージよりパフォーマンスが今ひとつパッとしない感じがするのですが、現在のCeleronはSandy Bridgeシリーズのプロセッサで、それ程性能は低くはありません。 ネットブック並に安価なE520ですが 光学ドライブは搭載していますし、OSにはビジネス向けに適したWindows 7 Professionalを搭載しており、かなりお得感の強いモデルです。 そんなわけで、今回はCeleron B810を搭載した3万円台半ばのE520の構成と性能について見ていきたいと思います。
まず構成を見ます。 ・Windows 7 Professional SP1(32bit) ページ上でも述べたとおり、この ThinkPad Edge E520にはCeleron B810が搭載されています。 時期によって多少型が変わるのですが、CeleronはEdgeでは最下位に当たる構成のモデルに搭載されるプロセッサで、価格はとても安価。特に、記事に掲載しているE520は固定仕様のモデルであった為に、3万円台半ばと非常に安価に購入できたもので、多分上記の仕様でこれ以上に安いモデルはそうないと思います。 ただ1つ、OSにはProfessionalが搭載されているのですが、32bit版であるためにメモリの利用に上限があります。 一応このモデルには2GBメモリが搭載されていますが、更に追加しようとした場合、32bitOSだと最大で4GBまでという制限が出てきます。(システムが利用する分も含めてなので、ユーザーが利用できるのは3GB弱) その辺りに懸念の残る構成ですが、とりあえずこの価格でこの内容であれば十分だと感じます。 しかし肝心の性能は・・?という事で、次に性能面を見てみたいと思います。 ●エクスペリエンスインデックス 基本のスコアは4.4。 Core iプロセッサと比較すると、全体的にスコアは低めな数値になりましたが、感触で言うと前世代のCore 2プロセッサを搭載した標準的な構成のマシン・・と言う感じの性能です。 負荷の高い作業には向きませんが、ネットやメール、YouTubeなどの動画を観るのに特に性能面での問題はなく、これが3万円台のモデルだとは思えない使用感です。 CrystalDiskMarkのスコアは低め。 ただ、実際に使っていてHDDが極端に遅いと感じる事はありません。 ●3DMark06 ●MHF(モンスターハンターフロンティア) ●FINAL FANTASY XIV 当然かもしれませんが、グラフィック性能は低いです。 HDグラフィックス3000を利用している為に昔の内蔵グラフィックスよりも性能は良く、軽いゲームで低解像度であれば普通に動きます。 ベンチの結果に加え、実際に使ってみた感触としては、やはり日常における簡単な作業向けの構成だと感じます。 ブラウザでタブを沢山開くなど、負荷をかけると多少動作が鈍くなる事がありますので、そのようなパフォーマンスにストレスを感じる方には Core iプロセッサを搭載した上位の構成をお勧めします。いずれの構成にせよ安価であるのには間違いないので、損をしたと感じる事は無いはずです。 しかし、いつもPCは簡単な作業にしか使わない・・という方には、安価で無駄がない下位モデルの構成はおすすめ。光学ドライブも付いてネットブック並の価格とは本当に安いです。 なお、画面サイズがやや小さくても構わないというのであれば、E420も良いです。こちらはE520よりもさらに低めの価格設定がなされており、やはり3万円台の安価なモデルがラインアップされています。 |